あの会見について

#大野くんの夏休み

 

嵐が活動休止の発表をした次の日、トレンドに入りまくってたタグです。

 

#大野くんの夏休み


このタグを目にした時の私の感情を表す語彙が無いことが悔やまれる。

とりあえずなんでもいいから早くトレンドから消えてくれ…とそればかり願っていました。

 


…本題に入ります。

 


嵐の活動休止を知ってまず最初に目にしたのは事務所(及び嵐メンバー)からの「ご報告」。

 

それを読んで、

「休止とは言ってるけどこれは事実上の解散なんだな…」

と感じました。

 

なんか…『最後まで嵐が嵐らしくあるために』とか書いてあるし…。

”もう終わりです感”、すげぇ…と。

 

ただ相葉さんだけが

『また5人で活動再開させて頂く時は~…』

と書いていて、

…………?よく……わからんぞ……と…。

 

再開するの?しないの?と、もんやりしておりました。

 


そしてあの、各所で大絶賛されている会見ですね。


あれを見て、

「なるほど!大野智は帰ってくる気無いし他のメンバーもそれをわかってるけど、

他のメンバー的には再開したい気持ちがあるからあんな曖昧な感じになってるのか!」と。

帰ってくる気無いというか、帰ってくる気になるかまだわかんない、みたいな言い方でしたが。


大野智の思考(表に出ているもの)をまとめると、

「2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたい」

その理由は

「何事にも縛られず自由な生活がしてみたい」

から。

「終えたいと思ったからにはこの事務所を辞めなければ、

けじめというものが自分の中でつかないなと思った」

「けど、話し合いをしていくうちにお休みという形でいいんじゃないか、

ということになった」


………えっと………。


いやもう、私的ポイントはここです。

 

「終えたいと思ったからにはこの事務所を辞めなければ、

けじめというものが自分の中でつかないなと思った」


…そうですね、としか言いようがないんですが、


つまるところ、

大野智「辞めてでも休みたかった」ってことです。


ところどころで「”いったん”終えたい」とか「”一度”嵐をたたみ」みたいなことを言ってるわけですが、

でも最初は「事務所を辞める」ってとこまで自分の中で答えを出しているわけです。


「メンバーへの申し訳ない気持ち」と「休みたいから辞めたいという気持ち」を天秤にかけて、

彼個人の中では「休みたいから辞めたいという気持ち」の方が重かったってことです。
(自分で書いてて怖すぎる)

 

 

sayonara-arashi.hatenablog.com

 


この記事でも書いてるんですが、

大野智が「辞めたい」と思ったのは今回が初めてではありません。

 

デビューしたての時も思っていたし、
10周年向かえる前辺りでも思っていたし、
15周年終わった辺りでも思っていたと。

 

今回の辞めたいに関しては2015年頃から今現在にかけて思っているようなので、


3年ほどは「辞めてぇ」と思いながら活動していたし、


これから2020年までも「辞めてぇ」と思いながら活動していくわけです。

 

というか「デビューしたて」「10周年向かえる前辺り」「15周年終わった辺り」って、
ポイントが多すぎて、もうベースが辞めたいで出来てる。

 

基本のスタンスが、「辞めてぇ」。

 


ところで、ファンが推しに対して出来ることって、応援することだけです。

 

といっても、「がんばれー!」「だいすきー!」と叫んでいるだけでは
アイドルとしてのお仕事は成り立たないわけで、

 

最終的にはお金を払う、という形で応援をするしかないんですが。


「辞めてぇ」と思っている人間を応援することの虚しさたるや…!?

 

この…圧倒的手ごたえの…なさ!?

 

今まで虚無を推してたんか…!?自分…!??

 


…何度だって主張しますが、

辞めたいと思ってるアイドルはその存在ごと破綻してます。


この破綻している大野智という存在と、

「5人で嵐」を同居させるの、まじで、冷静に、無理が、ある、わけで…。


それにしても、この世に「破綻」とか「矛盾」という言葉が存在していて、よかった。

この現実は他に表しようが無い。


嵐はこのでっかい「矛盾」という爆弾を抱えながら、20年やってきたわけです。


そこに関しては、本当に凄いとしか言いようが無いんですけど。

 

奇跡、としか言いようが無いんですけど。


でも今回大野智の手によってこの爆弾が着火してしまいまして、

こんな現状に、なってるわけですね…。

 

嵐の中で一番仕事してない大野智が「休みたい」と言って、

 

大野智より仕事してる4人が「続けたい」と言ってるのを見ると、

 

もう、もう、やるせないっていうか見ていられないっていうか、

 

気が狂いそうになる。

 

 

 

「例えば釣りをしていても明日仕事だなとか思う」


いやーーーーーわかる!わかるよ!私も思うもん!
ていうか社会で働いてる多くの人たちが思ってることだと思う!
共感性、めちゃ高い。


でもそれってアイドルが表で言っていいことですか?


「仕事」ってざっくりしてるとこのニュアンス伝わらないかもしれない。

仮に「ライブ」に置き換えてみます。
大野智の仕事の中にはライブももちろん入っているので。)


「例えば釣りをしていても明日ライブだなとか思う」

 

………………………。


もっかい訊くんですけど、アイドルが表で言っていいことですか?

 

ファンが涙しながら聞いてる会見で、言っていいことなんですかね?

 


「明日ライブかーー…。このままずっと、釣りしててぇなー…」


……とか…思っちゃったりなんかしちゃったりなんかしてる……のかな………

と思わせるのに充分な発言。

 

 


私は、アイドルには、アイドルをやりたくてアイドルをやってて欲しいんですよ。

 

早口言葉みたいになっちゃいましたけど。

 

アイドルには、アイドルをやりたくてアイドルをやってて欲しい。

 


いや、そりゃね!
人間ですから、疲れた、休みたい、もっと好きなことしたいと思うのも当然だと思います。

 

たまにはね。たまには。

 

でも大野智はベースが「辞めたい」「休みたい」なわけです。

 

いや、そりゃね!(二回目)
休みたいとか、思ってもいいんです。そこは強制できる部分じゃないですし。

 

でも大野智はそれをファンが見てるところで言うんです。


「例えば釣りをしていても明日仕事だなとか思う」って。


あの場で、言えちゃうんですよね…。


うーん、

嫌いだ、大野智

 

ところで、あの会見の中で出てきた「無責任」発言が物議を催し、

簡潔に言うと多くのファンがブチ切れてました。

 

そしてその質問に対する櫻井翔の返しがかっこよすぎる、キレがよすぎる、最高、みたいな話が。

 

確かにあの返しはぐうの音も出ないというか、あの気迫、
日本中が震え上がるって感じでした。


嵐のことは、嵐で決めました。

誰からも何かを言われる筋合いはありません。

これから二年間、ファンの皆様に全力で感謝を伝えます。

以上です。

─完─

 

…みたいな。


…もう、かっけぇ。

 

そこにファンの気持ちが入る隙は、一切なし。

 

4人でも活動して欲しかった層とか、

無期限休止なんて曖昧な決定じゃ不安な層とかの入る隙は、一切なし。

 

すごいなぁ…。

 

これは嫌味とかではなく本当に凄いと思います。

 

凄いというか、その閉鎖的な空間に少し恐怖すら感じますが…。


まぁ全てのファンに寄り添うことは不可能ですからね。うん…。

 


あと賞賛されてるのをよく見かけるのが、二宮さんのこの発言。


「1人がやりたくないと言った時にはなぜかというのを徹底的に話し合って、

みんなで共有して決断をするので、

もしそうやってリーダーが矢面に立ってリーダーが悪者に見えているのであれば、

我々の力不足だと思います」


…もう、かっけぇ。(二回目)

 

かっこいいかかっこよくないかで言ったら、間違いなくかっこいい。

腑に落ちるか腑に落ちないかで言ったら、間違いなく腑に落ちない。


腑に落ちないです。


大野智の「辞めたい」という黒があって、

他の4人の「続けたい」という白があって、

それが混ざって、「活動休止」というグレーが出来上がってるわけです。

ひとつの黒が存在しなければ、白は白のままです。


現実がグレーな要因は、間違いなく大野智です。


いやー…あぶないところだった。

二宮氏の発言のかっこよさにほだされて、現実を見失うところだった。

あぶないあぶない。

 

…ただ、大野智が「悪い」かって言ったら確かにそうではないんですよね。

「辞めたい」「休みたい」と思うことは「悪」では無いです。

ただあの、アイドルには、まじで向いてないです。


それだけのことです。はい。


つらい。